令和2年9月14日、対馬市議会が開催され、様々な課題について市長と議員の議論が行われた。主な内容は市政一般質問で、新型コロナウイルス対策及び観光振興に関する重要なテーマが取り上げられた。特に新型コロナウイルス対策について、市長の比田勝尚喜氏が市の現状を報告した。この中では、これまでに9名の感染者が確認され、感染拡大を防ぐための医療体制や促進方法が文書化されていることが強調された。
また、対馬市は国及び県の動きに沿い、特別措置法に基づいて対策本部を設置しており、様々な業務を遂行。医療体制は、対馬病院が感染症指定病院として機能しており、入院患者に対するケアが行われている。感染者の状況が悪化すると、長崎本土への搬送が行われるとのことで、市長はこのプロセスについて詳しく説明した。
次に、観光振興についても言及された。市議会では観光振興を担う組織、特に観光物産協会の体制の強化が求められている。観光アドバイザーの導入など新たな人材の配置が必要であるとの意見が多く、常勤理事の配置に関する市長の見解も問われた。市長は、協議の必要性を認めつつ今後再度検討していくとの回答だった。
文化財の保護・活用に至っては、教育委員会と市長部局の連携が重要であり、相互協力の促進を市長は約束した。この問題は、観光資源や地域文化を有効に活用するために、文化財をどのように整備し、管理するかが掘り下げられた。
視察地域の動向や、対馬独自のコロナ対策案が求められる中、今後の動きに注目が集まる。市政全般について、今後更なる議論が行われる予定である。