令和4年12月6日、対馬市議会は第4回定例会を開催した。市議会において、さまざまな議題が審議され、市長の行政報告や補正予算などの重要な案件が取り上げられた。
議長の初村久蔵君は、その日の冒頭で開会を宣言し、議員の出席状況を報告した。続いて、新型コロナウイルス感染対策に関する意識を喚起し、議事を進めた。
まず、比田勝尚喜市長が新型コロナウイルス感染症に関する緊急報告を行った。市長は、感染者数の増加傾向を強調し、引き続き感染防止対策を徹底する必要性を訴えた。また、対馬市が行う新しいワクチン接種の情報を市民に伝え、接種の重要性を呼びかけた。
さらに、市長は「風流踊」のユネスコ無形文化遺産登録の決定について喜びの声を上げた。この報告は地域の文化振興に寄与することが期待されており、市長は今後の活動にも意欲を示した。
その後、議長は議案の審議に移り、認定第1号から第8号までの令和3年度各会計の決算認定が行われ、すべての議案が賛成多数で認定された。特に、令和3年度の一般会計決算については、前年度比で歳入が減少していることが指摘された。多くの議員が経済状況と今後の財政運営に対する懸念を表明した。
次に、補正予算に関する議題が上程され、補正予算の案が説明された。新型コロナウイルス関連の支出やイベントの中止に伴う予算変更など、特に厳しい財政環境を踏まえた具体的な対策が示された。市議会はこれに対し、慎重な審議を行った。
さらに、地方公務員法改正に関連する条例改正についても discussion が続いた。特に、定年年齢の引き上げや再任用制度の見直しが議題となり、職員の雇用形態に関する具体的な変更点が説明された。
最後に、公共的施設の整備計画について意見交換が行われた。市内の老朽化した施設について、新たな集会施設の建設計画が示され、地域活性化の観点から重要な施策であることが指摘された。
今年の最後の定例会で多くの重要事項が決定され、議員は当地域のさらなる発展に向けた取り組みの重要性を強調した。これを受けて、議会はより良い未来を目指し、地域の声をしっかりと反映させることが求められている。