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対馬市議会、自然環境保護と地域活性化の施策を推進

対馬市議会で市政一般質問が行われ、観光振興や地域活性化をテーマに議論。市長が施策の進展を報告。
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令和2年12月15日、対馬市議会の定例会が開催された。この日は市政一般質問が行われ、議員からは自然環境保護や地域活性化の観点からの質問が多く寄せられた。

初村久蔵議員は、対馬市の自然と環境を融合した観光について質問を行った。対馬市は自然豊かで、その舞台としての価値は高いと指摘。しかし、有害鳥獣による農林業への影響についても触れ、「猟友会等で駆除は行われているが、減少傾向にはない」と危機感を示した。

市長の比田勝尚喜氏は、森林環境の保全に向けた取り組みを説明。平成24年に森林づくり条例を制定し、未来に向けた再造林支援を行っていることを強調した。また、観光産業を地域活性化に結びつけるため、各種体験宿泊商品の開発にも取り組んでいると述べた。特に有害鳥獣対策に関しては、狩猟者の免許取得者を増やすため、補助制度を整える意向を示した。

続いて、厳原南部地域活性化プロジェクト策定事業について議論が展開。市長は、地域活性化のためのアクションプラン策定委員会を設置したことを説明。その上で、地域住民との意見交換をしながら、具体的な課題整理を進める方針を確認した。

さらに、初村議員は石屋根倉庫群の保存についても質問。市内には文化財に認定されている石屋根倉庫が多数存在するが、減少傾向にあることから、市としての保全対策を問いかけた。市長は、長崎県のまちづくり景観資産に登録し、所有者の理解を得ながら保全に努めていく考えを示した。特に文化財としての価値を強調し、登録制度の周知を図ることを約束した。

その他、議員からの質問に対して、市長や各部長はそれぞれ回答を行い、地域の自然環境保護と地域活性化を両立させるための施策を推進することについて共通の認識が得られた。今後の対馬市の取り組みに期待が寄せられる。

議会開催日
議会名令和2年12月対馬市議会定例会(第4回)
議事録
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