対馬市の漁業は厳しい状況にあり、近年漁獲量の減少が続いている。市長は、坂本充弘議員の市政一般質問に対してその現状を説明した。
現在、漁業関係者からはイカ釣り漁業の不漁が顕著であり、特に今年度は漁業の厳しさが増していると指摘されている。
漁業振興のためには、後継者の育成や水産物の競走力を高めるための支援が求められている。
また、国の規制によりクロマグロ漁業の漁獲量が抑制されているが、全国的には漁業の環境改善施策が進められており、県も市の支援を強化する意思を示しているという。
坂本議員からは、漁業の補助金が十分に活用されているか問われ、多くの漁業機関からの申請があり、それに対して行政がしっかりとした対応を進めているとの回答を得た。
次に、街灯の設置については、明るく安心して通行できる環境の整備が求められており、来年度の設置計画があると市長は発言した。
具体的には泉トンネルから三宇田浜までの間に、約30基の防犯灯を設置する計画がある。この計画により、観光客の往来が増えることが期待されている。
最後に交通安全の対策について、道路標示や白線の劣化が懸念されている点が挙げられた。市長は、今後も交通安全対策に取り組み、早急に円滑な通行ができる環境を整備する方針を示した。
今後の対策に期待が寄せられる中、複合的な支援策を通じて市民の生活向上を図っていく必要があるとされている。
全体として、対馬市の漁業振興や通行の安全性を高めるための施策が今後も強化される見込みである。