令和4年6月15日、対馬市議会において、重要な市政一般質問が行われた。
議員による質問の中で、先日の職員による6600万円の横領事件が関心の的となった。市長の比田勝尚喜氏は、監督責任と任命責任について説明し、適切な対処を強調するとともに、再発防止策への取り組みの重要性を語った。
また、対馬第2国道バイパスの独自建設が急務とされている。現在の国道382号線は災害時に通行が制限される恐れがあり、特に医療機関へ救急搬送が難しくなるとの指摘がなされている。これに対して市長は、国と県への要望を継続し、早期の対策を進める意向を示した。
さらに、対馬観光活性化協議会の責任も問われた。議員は、協議会が受け取る補助金について、予算管理や監督の決定が徹底されるべきだと指摘し、組織全体での責任感の重要性を訴えた。これに対し、市長は役員の責任について法的見解を交え、協議会の公平な運営を進める姿勢を示した。
市内の道路網を強化するため、新たなバイパス構想や観光施策の必要性が再確認され、対馬市の今後の発展に期待が寄せられている。市長は、これらの問題に対して真剣に取り組む意向を示し、市民の信頼回復を目指すと述べた。