対馬市議会の令和3年12月定例会が行われ、さまざまな市政一般質問が取り上げられた。
特に観光客の誘致に関する質問が注目を集めた。議員の神宮保夫氏は、コロナ後の観光客数の見込みについて問うた。
市長の比田勝尚喜氏は、国内観光客数は回復が期待されるが、韓国からの訪問者は厳しい現状が続くとした。また、観光施設の整備が重要であり、1年に1つトイレの改修を進める方針を示した。
韓国人観光客のマナーについても指摘があった。市長は、マナー向上に向けた教育や情報提供を強化する意向を表明した。
さらに、中学卒業後に対馬を離れる子供たちへの対策として、教育長の永留和博氏は、郷土愛を育むための教育の充実を図るとした。また、対馬高校に公務員科の新設提案があった。
就職支援の要望に対し市長は、島内の企業と協力し、学校との連携を強化する考えを示した。神宮氏は、生徒指導に関しても厳しさが必要であると強調し、教育の質を向上させるための施策を求めた。
今回の市政一般質問では、観光・教育・就業に関する多角的な意見が交わされ、地域発展に向けた重要な議論が展開された。