令和4年第2回対馬市議会臨時会が、11月28日に開催された。
この会議では、特に令和4年度一般会計の補正予算が主要な議題に挙げられた。総務部長の木寺裕也君は、一般会計の補正予算(第8号)の提案理由を述べ、総額に4億5,884万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を339億9,901万4,000円に引き上げると説明した。
さらに、補正予算では新型コロナウイルス感染症に対する経済対策や人件費補正も含まれ、特に住民税非課税世帯に対する緊急支援給付金が挙げられた。福祉保険部長の國分幸和君は、緊急支援金が5,700世帯を対象に1世帯当たり5万円を支給することを明らかにした。
また、観光交流商工部の村井英哉君は、文化的な資源の活用や地域産品の販売促進が期待される新型コロナウイルス感染症対策事業について言及した。特に「よりあい処つしま」への支援が説明され、コロナ禍での地域経済への影響をモニタリングしているとのことだ。
質疑応答では、議員の脇本啓喜君が「よりあい処つしま」の運営補助金について異議を唱えた。この件に関しては、他の民間団体との公平性の観点からも議論が続いた。村井君は、観光物産協会が公益事業を行っていることから、その支援が必要と強調したものの、議員たちからは納得できない意見も多かった。