令和4年6月28日、対馬市議会の第2回定例会が開催され、議案が可決された。
議案第40号である令和4年度対馬市一般会計補正予算(第3号)は、各常任委員長による審査報告の後、可決に至った。
この補正予算の主な内容は、新型コロナウイルス感染症に関する支援策や交通事業者への奨励金の追加などである。
特に、総務文教常任委員会の報告では、マイナンバーカードを活用したアプリ導入に関する委託料や、トイレの自動水栓化の工事費が計上されたことが強調された。議員は、雇用拡充補助金についての質問を行い、金融機関との連携強化が求められたが、議員間討議は行われなかった。
また、議案第44号の対馬市公園等設置条例の一部改正では、新たに整備されたコテージの利用料金が設定され、日帰り利用を含む料金が導入されることが報告された。
議案第51号関する質疑も行われ、厳原港国際ターミナルビルの建設工事において、必要性や妥当性について市長から今後のビジョンが提示された。対馬産材の活用に関しては、一部事業で課題が残るものの、利用拡大に向ける姿勢が示された。
議会広報編集特別委員の選任も行われ、新委員長に小島德重氏、副委員長に陶山荘太郎氏が就任した。
最終的に、全ての議案が可決されるとともに、市長からの閉会挨拶において、議案が市民の生活向上に寄与するよう努める旨が述べられた。