令和3年第3回対馬市議会定例会が開会され、様々な議題が議論された。
議会は9月14日から24日までの11日間の日程で進行され、まず、会期の決定や議長による報告が行われた。
本定例会での重要な議題の一つであった市長の行政報告では、まず新型コロナウイルスワクチン接種に関する進捗状況が示された。対馬市では、65歳以上の高齢者を対象にしたワクチン接種が7月末までにほぼ完了し、接種率は90.9%に達していると発表された。また、人口の80%に相当する12歳以上の市民へのワクチン供給も見込まれており、11月末までに希望者全員への接種完了を目指している。
次に、議長から各常任委員会の報告があり、特に情報通信設備の更新に関する調査結果が共有され、予算の確保や国からの補助金の要望が重要であると強調された。
議案として提出された市の一般会計補正予算も承認された。予算の内容には新型コロナに関連した経費や各種事業の復旧費用が反映されており、さらなる地域経済の活性化が期待されている。特に、飲食業に対する支援が3件の専決処分として承認された。
また、総務文教常任委員会による不登校支援への取り組みや、教育支援センターにおける支援活動に対する評価も報告された。議会では、今後も地域の教育環境の向上に向け、必要な支援策を進めていく重要性が強調されていた。
以上の様に、本定例会を通じて対馬市の市民生活に直結する重要な議案や報告が行われ、引き続き市議会は市民の期待に応えるために積極的な議論と対応をすることが求められている。