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対馬市議会、職員横領問題で市長給料減額など可決

対馬市議会が職員横領問題を受け、市長給料の減額などを可決。5600万の損害賠償が決定。
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令和4年3月28日、対馬市議会は臨時会を開催した。

本日の議題では、元職員による公金横領問題を受けて、市長及び副市長の給料減額改正案が取り上げられた。市長、比田勝尚喜氏は開会挨拶において、元職員の不祥事について謝罪し、市民の信頼回復に努める意向を示した。特に、元職員の行為に対して多大な迷惑をかけたことから、「全職員に対し、公民としての自覚を促し、法令の遵守を徹底していく」と強調した。

議案第37号では、元職員の不祥事により市長の給料を100分の50、副市長は100分の20減額する内容であり、これは過去の条例改正よりも更に厳しい姿勢を示している。小宮教義議員は、この減額が監督責任を果たすものであるかを問うた。市長は「私自身の責任を重く受け止めた結果だ」と応じた。

続いて、議案第38号「損害賠償の額の決定について」では、元職員が観光協会から横領した5600万余の賠償について協議された。村井英哉観光交流商工部長は、当該職員による損失は市が負うべきであるとの法律的見解を述べたものの、議員からは法律適用の妥当性に疑問が呈された。特に、事業者への未払いも多く、現実的な回収の見込みを求める声が上がった。

最後に、議案第39号「令和3年度対馬市一般会計補正予算(第15号)」についても議論が行われ、原案が可決された。市は5600万円を財政調整基金から充当し、横領された経費の支払いを急ぐ意向を示している。議員らは、今後の財政影響についても注意が必要との見解を強調した。

この臨時会は、急を要する問題の解決に向けて一歩を踏み出す形となったが、議会内外からの厳しい視線が注がれている。市政への信頼回復に向け、提出された感想や提案に基づく具体的な行動が期待される。

議会開催日
議会名令和4年3月対馬市議会臨時会
議事録
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