令和2年第3回対馬市議会定例会が、令和2年9月8日に開催された。
今回の会議では、市長の比田勝尚喜氏が新型コロナウイルスに関する行政報告を行い、感染防止対策について述べた。
市長は、感染が確認されている状況や、予防措置の徹底を求め、特に市民に向け不確かな情報に惑わされないよう呼びかけた。
また、台風第9号が市に与えた影響についても言及し、被災された市民への慰労と、復旧への尽力を約束した。報告の中では、床上・床下浸水や、道路の通行止めについて言及し、その被害状況が詳細に報告された。
日程には、市長報告後、さまざまな議案が上程された。承認が求められた4件の予算に関する専決処分は、特に新型コロナウイルスの影響を考慮して今年度の補正予算を含め、経済対策が提案された。これに対して市議会は了承を示した。
視察報告では、教育委員会が教育支援センターの設置を検討していること、また不登校対策への支援が模索されていることが示された。不登校者への支援体制の充実が強調され、カウンセラーやソーシャルワーカーの拡充が必要であるとの提言もあった。
議案の中には、新たな土地確認や、公的施設の整備に関する計画も含まれており、適宜変更が必要な案件が複数上げられている。このように、午前の部内では様々な議案が承認され、再考が必要な点も多く浮かび上がる会議となった。