令和元年6月18日、西海市議会にて定例会が開かれ、様々な重要事項が議題に上がった。
まず、子育て世帯の負担軽減についての議論が行われた。議員からは、高校生までの医療費支援の拡充を求める声が上がっており、杉澤市長は「来年度の当初予算への計上を含め、検討していく」との意向を示した。
次に、公共交通の利便性向上策として、新たに導入された「さいかいスマイルワゴン」について運行状況が報告された。現在の運行形態とエリアの見直しが探られており、西海市の民間バスとも連携が期待される。
さらに、大瀬戸コミュニティセンターの環境改善についての意見が上がり、トイレ環境の改善を求める声が多く寄せられた。市長は、来年度を目指して改修を進める方針を表明した。
また、再生可能エネルギーの導入に伴う条例制定の必要性についても議論が交わされた。市は、地域の環境保全に配慮しながら、エネルギー施設の設置を進めることを確認した。
最後に、国民健康保険税の滞納問題についても触れられ、滞納者への個別対応や支援策についての見解が紹介された。市側は、生活困窮者の状況を把握し適切に対応する意向を示しているが、依然として厳しい財政状況が影響していることも認識されている。