西海市の令和元年第2回議会において、市政一般質問が行われ、多くの重要なテーマが取り上げられた。特に、初期救急医療体制、公衆トイレの整備、及び市道の補修状況に関する議論が印象的である。
初期救急医療について、議員からは西海市内での救急医療体制の不安が指摘された。市民が病院を利用する際、診療所が日曜や夜間にはほとんど機能していないことが問題視された。最近では西海市外への搬送を余儀なくされるケースも増えており、いかにして市内で初期救急医療を充実させるかが急務であると市長も認識していると答えていた。
次に、公衆トイレの整備状況については、特に身障者用トイレの必要性が強調された。議員たちからは、特に女性用トイレでのフック設置や、自動水洗式トイレの対応についての要望が出され、市長も利用者の視点での心配りや配慮が必要であると認めた。
市道補修に関しては、やはり利用者が少ないからという理由で要望が却下される場合もあり、市民の安全を守るためには、そうした小さな要望も真摯に受け止めるべきだという意見があった。他地域の住民が観光で訪れることが期待される中で、交通路や公衆トイレの整備はを重要視すべきだ。
また、議員からは西海市が直面する多くの課題も挙げられ、一人ひとりの市民が快適に生活できるような施策の検討を市側にも求められた。市長は、そうした問題については十分理解をしており、必要な措置を講じるべく努力していく意向を示した。