令和5年7月11日に開催された西海市議会の臨時会では、重要な議案が審議された。
この臨時会では、市道中央市街線での物損事故に関する損害賠償の報告がされた。それによれば、事故は令和5年6月15日に発生し、1万4,300円の損害賠償が定められたと杉澤泰彦市長が説明した。議員が事故の詳細と損害の内訳を尋ねると、建設課長の江口秀樹氏がタイヤの交換に関連する経費であることを確認する。
次に、西海市農業委員会委員の任命同意が2件上程された。これに関し、杉澤市長は「農業に関する識見を有し、豊富な経験を持つ方々であり、農業委員として適格である」と述べ、議員の同意を求めた。これらの同意案は、前回の市議会で議案書が配付されていなかったため、再度の上程が必要となったものである。議員からは「異議なし」との声が上がり、無事に同意が決定した。
さらに、令和5年度一般会計補正予算(第2号)も議題に上がった。この補正予算は、長崎オランダ村でのウッドデッキ等の汚濁防止膜設置に関するものであり、1,859万2,000円の追加が計上された。しかし、質疑が行われる中で、補正予算に対するさまざまな懸念が表明され、最終的に撤回される運びとなった。市長は、さらなる調査が必要であると判断し、地域の漁協との協議を重ねて再提出する意向を示した。これにより、今次会議は終了することとなった。