令和5年6月30日、令和5年第2回西海市議会定例会が開かれ、16議案が一括上程された。
審査の結果、35号から46号までの議案については、すべて原案が可決される運びとなった。特に、西海市部活動の地域移行あり方を検討するための委員会設置条例が注目を集めた。市教育部門は、部活動が国の方針により地域に移行されることに伴い、地域の実情に応じた働きかけを求めている。
また、議案第40号については、現行の西海市立認定こども園条例の廃止が決定した。この条例廃止は令和6年4月からの新たな運営形態に向けたものであり、執行部は候補法人として愛善会と仮協定を結んでいる。育成環境の維持と職員の働きやすい環境整備が必要との意見も出ている。
さらには、令和5年度の一般会計補正予算や水道事業会計補正予算が承認され、事業の円滑な進行が期待される。この補正予算は、市民サービスを向上させるために重要な財源となる。
最後に、会議は閉会を迎え、市長の杉澤泰彦氏が議員に対して感謝の意を示した。そして、大崎高等学校野球部の成果に触れつつ、安全対策と地域の危機意識の重要性を強調した。