令和5年第4回西海市議会定例会が、12月8日に開催された。
今回の会議では、全17件の議案が一括上程された。議案には、条例改正や補正予算に関する内容が含まれている。また、議案第84号では、農家への支援策が含まれ、注目を集めた。
議案第84号「令和5年度西海市一般会計補正予算(第4号)」は、既存の予算に3億7,466万7,000円を追加し、総額を233億7,574万3,000円とする。杉澤泰彦市長は、この補正予算により、10月に発生した降雹による被害への支援が可能になると説明した。
主な内容として、観測された農家への樹勢回復や農業用施設の修復に向けた支援策が挙げられ、これには国の物価高騰対応の地方創生臨時交付金を使用する。
質問に対しては、渕瀬栄子議員が農家の被害状況に関する詳細を尋ねた。市における被害区分が県の基準に則っているため、詳細な説明が期待された。市は、今後の国との連携を強調し、国の支援策についても速やかに対応する考えを示した。
議案第84号に関する質疑の結果、特に異論はなく、すべての議案が予算決算常任委員会に付託された。次回の本会議は12月15日に予定されている。
議会全体では、出席議員が17人で、定足数は満たされていた。議長の宮本一昭氏が、審議をスムーズに進めたことが評価されている。議会の運営が、今後の市の施策に大きく影響することが期待されている。