令和元年９月10日、西海市議会は定例会を開催しました。この日は市政一般質問が行われ、議員らはさまざまな課題について市長や教育長に質問しました。
児童虐待についての質問では、昨年度市に寄せられた相談37件中、19件が虐待と認定されました。杉澤市長は、虐待対応のために保健師や家庭児童相談員等を配置し、関係機関との連携を強化していると述べました。また、虐待は子どもに深刻な影響を及ぼすため、地域全体で子育てを支える体制が求められると強調しました。
次に新庁舎建設について、永田良一議員から、現在の分庁方式による不便さやコストの増加が問題視されました。市長は、庁舎の建設は将来的なテーマであり、まずは総合支所の機能強化に努めると答えました。市内各所でのサービス提供を強化しつつ、次期総合計画において市民の意見を反映させる方針です。
水道事業会計の質問では、西海市の水道料金が高いこととその見直しについて、市長は利用者の負担を抑えつつ経営の健全性を維持する必要があると述べていました。また、光ファイバー回線普及の進捗も報告され、接続率は17.37%に達しました。市は今後も普及に努めていく考えです。
さらに、部活動指導員の導入状況についても語られ、専門の指導員を配置することにより、教員の負担軽減が図られていると報告されました。専門的な技術指導が生徒の成績向上に寄与しているとのことです。