令和3年9月8日に開催された第3回西海市議会定例会の中で、平井満洋議員や打田清議員、片山智弘議員が市政に関する重要な質問を行った。
平井議員は、主に最近の災害に伴う市の迅速な対応について質問を通じて、市民に対して必要な情報の提供を強調した。「仮復旧を早急にするべき」と述べ、特に八木原地区の災害復旧について不安を抱く市民の声を代弁した。
この中で、杉澤泰彦市長は安全対策の進捗を説明し、計画的な対応を進めることを言及した。「未舗装部分と転落防止柵を設ける」と述べ、市民の通学路の安全を守る意志を示した。政策の実効性を問う声に対して、平井議員は住民に対する周知不足が依然として課題であると指摘した。
また、打田清議員は雪浦ダムの維持管理や通行止めの対応について質問した。大雨の影響で通行止めが多発した中、迂回路の情報提供を希望し「市民の安全を最優先にした対応を」と求めた。市職員は、迂回路についての周知は難しかったと説明し、今後の改善策を講じる方針を示した。
片山議員は、追加の観光政策として、「ウイズコロナ」時代における観光戦略の必要性を強調した。今年度の観光入り込み客数の目標達成に向け、観光振興計画の策定を急ぐべきだと述べ、地域住民の意見を聴取することを提案した。観光振興部長は、観光協会との連携を模索して内部プロセスの見直しに着手していると報告した。
市長は「地域資源を最大限に活用した観光政策を推進する」と述べ、市民の意見を基にした取り組みの重要性を強調した。具体的なプランは今後の議論を通じて構築していくとした。