令和5年第1回西海市議会臨時会が1月20日に開催された。
この臨時会では、令和4年度一般会計の補正予算案が議題となり、議員たちはその詳細な内容に注目している。
議案第1号「令和4年度西海市一般会計補正予算(第9号)」は、歳入歳出の総額を243億2,282万6,000円に増額する内容となっている。これに含まれる補正額は1億490万円であり、妊娠届出を行った妊婦や子育て家庭に対する支援に関連した事業や、保育所等の送迎用バスの置き去り防止装置設置に向けた助成が計上されている。
議論の中で、市長の杉澤泰彦氏は、今回の補正予算案提出の背景について説明した。特に、逮捕された職員への言及があり、職員の綱紀粛正の必要性を強調している。市民や議員に対して、深いお詫びの意を表明した。
また、出産子育て応援事業に関して、渕瀬栄子市議から質問があった。彼女は、市独自で行っていた祝い金について国の事業との兼ね合いを尋ねた。市長は、国の政策に合わせつつも、自市の施策が後退しないよう考慮していく意向を表明した。
議案は質疑の後、自由討議へと進み、最終的に予算決算常任委員会からの報告として原案が可決されることとなった。議長の宮本一昭氏は、全ての議題が終了したことを告げ、会議は閉会を迎えた。