令和2年第2回西海市議会臨時会が、5月12日に開催され、様々な議題が上程された。
主な報告として西海市介護保険条例や西海市税条例の一部改正が承認された。特に、介護保険条例の改正では、低所得者への負担軽減が図られ、副市長の平尾満明氏は、「総額で減額額が5,600万円程度になる見込み」と説明した。
続いて、西海市国民健康保険税条例の改正についても質疑が行われ、渕瀬栄子議員の質問に対し、今村市民環境部長は、「影響は7世帯、26人に拡充される」と述べた。加えて、報告第4号では、令和元年度一般会計補正予算の減額を含む内容が示され、補正理由の説明が求められた。
市長の杉澤泰彦氏は「新型コロナウイルスへの対策として、特別定額給付金や飲食宿泊業の支援策を基本に取り組んでいる」と発言し、具体的な経済対策に言及した。議会ではいくつかの質問が出され、議論が交わされた。
議題のひとつである教育長の任命同意についても熱心な意見が飛び交った。中小路和久教育長が退任を表明し、「学力向上や教育方針について整備を進めた」と心境を語った。市長は新任の渡邊久範氏を選任する理由として、地元高校の進学率向上への期待を述べた。
このように、西海市議会臨時会では新型コロナウイルス対策を含む様々な事項が議論され、個別の問題に対する住民の期待が背負われた形で終了した。