令和4年6月24日、西海市議会の第2回定例会が開催された。
この会議では、7つの議案が一括上程され、すべて原案が可決された。特に、議案第31号の「西海市都市計画審議会条例等の一部を改正する条例の制定」が注目される。
総務文教常任委員会の報告によると、同条例は地域の都市計画を円滑に進めるための改正であり、都市の健全な発展を見据えた内容である。また、議案第32号「西海市消防団条例の一部を改正する条例」も原案通り可決され、地域防災力向上を目指すものである。これに対し、渕瀬栄子厚生常任委員長は「市民の安全を確保する重要な制度」と述べた。
さらに、議案第37号の「令和4年度西海市一般会計補正予算(第2号)」も可決され、自治体の財政運営が強化される見込みである。戸浦善彦予算決算常任委員長は「必要な資源の確保と市民サービスの充実を図る」と強調した。
また、議題では質疑応答が行われ、特に議案第33号の「西海市多目的船舶の運航及び管理に関する条例の一部を改正する条例」の関連質問が多く寄せられた。永田良一議員は、この条例における旧船の処分方法について質問し、田川正毅総務文教常任委員長が「オークションにかけて対応する計画」と回答した。
議会はさらに、各常任委員会からの調査報告や、閉会中の継続調査申し出についても承認した。この継続調査には、さらなる政策の見直しが求められている。
最後に、杉澤泰彦市長が新型コロナウイルスの感染対策について言及し、基本的な感染予防策の徹底を求めた。市長は、懸念される熱中症や自然災害への備えと共に、市民活動の支援についても意気込みを見せた。