令和5年12月15日、西海市議会定例会が開かれ、18議案が一括上程された。
この中で特に注目を集めたのは、議案第70号、「佐世保市及び西海市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の一部を変更する連携協約の締結に関する協議」である。荒木吉登総務文教常任委員長は、この新規連携事業が地域住民に実質的なメリットをもたらすと述べた。
彼は、他の自治体のスポーツ施設利用に関する質疑に対して、入場料金が西海市民に優遇される旨を説明した。これにより、地域の活性化が期待される。また、広域公共交通の強化に関する取り組みも進める意向を示した。
市議会では、議案第67号から第84号までの18議案がすべて原案通りに可決された。特に、令和5年度西海市一般会計補正予算（第3号及び第4号）は、重要な議題として取り上げられた。これに関し、西川勝則予算決算常任委員長から、適切な財政運営が求められるとの見解が示された。
また、今期の議会では、降雹被害に対する支援策もレビューされ、杉澤泰彦市長は、11月末時点での被害額が3億6,000万円に上ることを報告。市の支援体制が強化されることが期待されている。
次回の議案には、新たな再生可能エネルギー事業に関する情報も含まれる予定であり、市長は国および県との連携が同プロジェクトの成功に寄与するとの姿勢を示した。