令和6年1月22日、西海市議会議場にて、第1回臨時会が開催された。
今回の議会では、合計12件の議題が上程され、重要議題には多目的船舶の事故に係る損害賠償の報告が含まれている。この事故は昨年秋に発生し、西海市崎戸町での船舶接触事故が原因である。
杉澤 泰彦市長は、事故発生の詳細を説明し、この事故による損害賠償の額を定め、和解するための手続きを行うことを報告した。
質疑の場では、議員からの意見が相次ぎ、小嶋俊樹議員は事故原因に関する現地の状況について質問し、接触した船舶の停泊位置に問題がなかったかを確認した。植田智子統括総合支所長は、関係者に対して相談し、事故の再発防止に努める方針を述べた。
また、財産の処分や無償譲渡についても論じられ、特に旧崎戸温水プールの無償譲渡においては地域の民間企業が利用する意向を示しており、効果的な活用が期待されている。
さらに、予算に関する議案が多く持ち上がり、特に令和5年度の一般会計補正予算では41億円を計上するとのこと。内容としては、生活者支援に関する給付金事業が含まれており、物価高騰に対する支援策が強調された。
議論の多くは事故への対応、経済支援策、そして地域活性化に関するものであり、今後の議会ではこれらの提案の実施に向けて審議が行われる見込みである。
各議案は最終的に全て原案可決となり、これを受けて議会は閉会した。