令和5年12月7日、西海市議会定例会にて、様々な議題が討議された。
中でも、田川正毅議員が提唱したドローン技術の活用によるまちづくりの実践についての質問が特に注目を集めた。
田川議員は、近年のドローン導入の潮流を指摘し、「西海市においても、ドローンを活用した施策は有効である」と強調した。
これに対し、杉澤泰彦市長は、「ドローンは様々な利用が期待され、災害対策や資源調査などに活用できる」と述べた。さらに、「市役所内での業務におけるドローン活用を検討し、市民の生命や財産を守ることに繋がる努力が必要である」とした。市の取り組みにも期待が寄せられる。
次に、田川議員は西海市森林・林業成長産業化戦略プランの進捗を問い、皆様の知識を高める機会を提案した。その中で、杉澤市長は施策の進捗を報告し、「地域資源を生かした持続可能な林業の推進は非常に重要であり、今後とも継続して取り組んでいく」と述べた。特に、木材の使用促進や、地元産品を利用した地域振興に力を入れる考えを示した。
また、昨今のペット問題も議題に上がった。杉山誠治議員は、特に高齢化が進む中での野良猫問題を指摘。飼い猫の不妊去勢手術や地域猫活動に対する助成金の設置が求められた。市長はこのニーズに耳を傾け、「地域との協力を促し、今後の施策に活かすよう検討していく」と約束した。
最後に、がん患者を対象とするアピアランスケア用品に対する助成制度の創設も求められた。市長及び保健福祉部長は、「地域に根ざした制度の構築に向けて、検討を進めていきたい」と回答。市民の需要に応えるための具体的な方策を模索する姿勢が示された。
このような活発な発言や意見交換が行われる中、議会は市民の生活向上に向けた政策提案に全力を挙げていく姿勢を強調した。