令和3年3月4日、約16人の議員が出席した西海市議会定例会が開かれ、様々な議案が議論されることとなった。
主な焦点の一つは、議案第17号の「令和3年度西海市一般会計予算」であり、風力発電に関連する地域検討会の開催支援が含まれている。渕瀬栄子議員は、「この委託料が環境保全と地域振興の両立を図るために、適切に運営されるのか」と質疑。
これに対して、杉澤市長は西海市が策定したゾーニング計画に則った運営が行われることを強調した。さらには、申請されたエリアが適用される場合は、地域住民と事業者間の合意形成を重視すると述べた。
また、議案第26号「令和2年度西海市一般会計補正予算（第8号）」についても、清水正明議員が質疑を展開。300万円の予算が、地域の知名度向上に寄与するとして大崎高等学校の支援を目的に計上されたことが言及された。市長は、幅広い支援の考えを示し、様々な大会での補助金制度の柔軟性について説明。
他にも、予算に対して具体的な限度額を設けることについての必要性が議席から指摘され、今後の方針としてどのように進行させるかが鍵となる。市の知名度向上の観点から、このような支援が必要だとの意見が交わされ、今後の協議がかかせないことが再確認された。
定例会は、3月12日に次回の開会が予定されており、今後の動向が注目される。