令和5年第4回西海市議会定例会が12月1日に開会した。
議会では、会期を12月1日から15日までの15日間と決定した。杉澤泰彦市長が提出した議案は22件に上り、いくつかの事故に関する報告や、人権擁護委員の推薦などが含まれる。
主な報告の一つに、市有地の樹木伐採作業に関する物損事故の専決処分がある。この件では、令和5年9月28日に発生した事故が報告された。作業員が高所作業車を利用して市有地の樹木を伐採中に、近隣住宅のカーポートとの接触事故が起こった。市長は、「事故の原因として作業の周知徹底が不足していた」と述べた。
また、同日に報告された事故の中には、西海市多目的船舶の接触事故も含まれている。この事故では、船舶が接岸のために後退中に停泊していた別の船舶に接触し、損害賠償額が報告された。市長は事故後の安全対策についても言及し、今後の教育の強化を約束した。
崎戸総合支所における公用車の事故も同様に事故報告された。職員が駐車場出口にて安全確認を怠り、他車との接触事故が起きた。この件も市の職員教育の必要性が強調された。
また、諮問第6号として提出された人権擁護委員の候補者は、保健福祉部で高い評価を受けている川尻登始子氏である。彼女は継続的に地域貢献を行ってきた実績がある。議会では、推薦の理由が説明され、特に地域住民からの信頼が厚い点が強調された。
議案第67号から83号までの17件の議案が一括上程され、議会による審議が行われる方針だ。市長は公共サービスに関連する条例の改正や補正予算について説明し、特に新たな人事院勧告に基づく給与改定について言及した。