令和2年12月7日に開催された西海市議会定例会では、重要な議案が審議された。注目の議案として、議案第115号の撤回および議案第116号の制定が挙げられる。
議案第115号は、特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正することを目的としたもので、杉澤泰彦市長は懲戒処分の影響を踏まえ、再度精査する必要性を述べ、撤回を求めた。市長は「令和2年11月30日付の職員への懲戒処分における管理監督責任については、更に深く重く受け止める必要があると判断した」と説明した。
この撤回は全議員の承認を受けた後、議案第116号が次に議題として上程された。市長は新たな議案の提案理由として、医師による無許可兼業の非違行為を指摘し、懲戒処分を受けた職員について管理監督責任を明らかにするため、副市長の給料を10%減額する方針を示した。市長は「この措置により責任を果たしていく」と強調し、審議を依頼した。
議員からの質疑はなく、議案第116号は総務文教常任委員会に付託された。この日は議会が全日程を終了し、次回の会議は12月10日に予定されている。議会は再度開かれ、さらなる議論が行われることが期待される。