令和2年6月の定例会が開催され、市議会では新型コロナウイルス感染症に関する議論が行われた。特に、江川美津子議員が提起した新型コロナウイルス対策は今後の重要なテーマとして浮上した。
江川議員は、感染防止対策のニーズとして「航路・航空路利用者への対応」や「防護服等の備蓄状況」を問い、医療体制の整備に対する市の責任を強調した。市長の野口市太郎氏は、新型コロナウイルスの水際対策を進め、検温や防護具の備蓄に注力していると述べた。特に、航路と航空路での検温体制の強化や、感染症対応の医療機器体制についても説明があった。
また、経済対策についても重要な論点となった。江川議員は、緊急経済対策としての支援金の申請状況を確認し、市内事業所の実態調査とその施策への反映が求められるとの見解を示した。市長は、市民生活に支えられた現行制度を評価しつつ、状況に応じた柔軟な対応を続ける姿勢を示した。
さらに、網本定信議員からは市長の政治姿勢に関する質問が寄せられた。市長は2期8年間の成果ややり残した課題について言及し、特に人口減少対策が今後の大きな課題であると強調した。具体的な施策として、観光推進や新産業の育成が必要であると認識されている。