令和２年９月五島市議会定例会が、2020年9月23日に開会した。会期は10月13日までの21日間で、重要な議題が多数上程された。
まず、会期の決定では、会期が21日と定められ、議長はその内容を報告した。次に、所信表明を行った野口市太郎市長は、過去の2期8年間の業績を振り返りながら、人口減少問題への取り組みを強調した。特に、子育て支援や雇用機会の創出に注力してきたことを述べ、今後は新型コロナウイルスによる影響を考慮した施策の重要性を示した。
市長は「結集!!みんなの力で五島を豊かに」をスローガンに掲げ、特に観光振興や農林水産業の強化を進めると述べた。昨年の転入者の増加や観光客数の増加など、着実な成果を上げていることが示された。また、観光に関しては、地域資源を生かした新たな取り組みを行う方針が打ち出された。
次に、監査報告が行われ、出納検査の結果が報告された。令和２年の財務状況についても、必要な措置を講じていく旨が述べられた。また、新型コロナウイルス対策についての報告も行われ、特に観光業など打撃を受けた産業への支援が計画されていることが確認された。市はプレミアム付商品券の追加発行を決定し、申請は673件を数えるなど、経済への効果が期待される。
教育委員会からは、教育事務の管理及び執行状況についての報告がなされ、今後の充実した教育環境の整備に向けた姿勢も示された。
多くの議題が出され、一部は委員会への付託とされるが、特に新型コロナウイルスへの対応については、多様な対策が進行中だと強調された。新たな条例案や予算案も提示され、議員からも質疑が行われた。