令和5年度五島市の定例会で、重要な議案が可決された。特に一般会計補正予算が多くの関心を集めた。
この日、まず議題に上がったのは議案第143号の令和5年度五島市一般会計補正予算(第4号)である。質疑の結果、委員会への付託が省略され、原案通り可決された。
また、議案第123号から第149号にかけて、議会議員の報酬、さらには市長及び副市長の給与についても改正が提案された。特に市職員の給与に関する改正は、市民生活への影響が大きいとされ、さらに注目された。
中西大輔議員は議案第131号、財産の無償貸付について質疑を行い、旧富江小学校の土地無償貸付に関する条件を確認。富江支所長の尾崎克厚氏は、「目的や活動内容を精査し、希望者と協議した上で契約解除後に売却する可能性もある」と説明した。
江川美津子議員は、下水道事業の設置等に関する議案第128号について質疑し、特別会計から公営企業会計に移行することに関する影響を問いた。産業振興部長の角野隆氏は、運営方式の変更により複式簿記に切り替わることを明言したものの、利用者への料金に変更はないと述べた。
このように、多様な議案が議論された本会議では、地域活性化に向けた具体的な施策が模索されている。議案は、さらなる議論を経て、各委員会での審査に移るため、今後の市政に及ぼす影響が期待される。
次回の会議は12月11日、午前10時に開かれる予定である。議員達は、次回の本会議に向けて準備を進める。