令和2年3月10日、箕輪町議会はコロナウイルス感染症対策や地域包括ケアシステムの構築に関する重要な議題を討議した。特に新型コロナウイルスの影響では、感染拡大防止策として町長が説明したところによると、検査体制には依然として厳しい制約があり、主に公立病院や特定の医療機関でのみ検査を行う方針が維持されているという。また、検査や診療に関しては町と医療機関の連携強化が求められている。
一方で、学童クラブについては臨時休業に伴い学生の利用状況が全児童数の9.2%に留まっており、この現状を各学校のスタッフが協力して対応しているという。また、失業リスクを回避しつつ、全年齢にわたる健康推進のため、フッ化物洗口の実施が進められ、地域の保育施設でも好意的に受け入れられている。
この日、都市部の大学との連携を進める中で、地域の人材を生かす新たな展開の必要性が強調された。町長は、範囲を広げ、例えば若者向けイベントやボランティア情報の発信、外部との交流による地域振興の施策が求められていると述べた。
特に交通面では高齢者へのサポカー補助制度の活用と、公共交通の検討が重要であり、地域が連携し、住みやすい環境を整備していく必要性がある。今後、町は市民にとって魅力的な地域づくりを進め、その中でまた市民の暮らしを支える制度の整備が必要だと言及した。
最終的に町は長期的な視点を持つ必要性が今後一層顕著になっていくと考えており、施策に基づく具体的行動が求められている。