令和元年12月、飯田市議会第4回定例会が開催され、主要な議題が取り上げられた。
会議において、議長の湯澤啓次氏は、本日出席している議員が22名であることを報告し、会議の成立を宣言した。その後、11月18日に開催された議会運営委員会に基づき、会期が11月25日から12月18日までの24日間に決定された。
市長の牧野光朗氏は、挨拶の中で、10月に発生した台風19号について言及した。
「長野県での甚大な被害に心を痛めている。」「我が市も避難準備を呼び掛け、迅速に対応した。」とこの災害に対する感謝を述べ、復旧・復興の支援に尽力することを約束した。
また、議題に上がったプレミアム付商品券について、市長は「消費税引き上げ後の影響を受ける低所得者や子育て世代への配慮として発行している。」と説明し、この施策の重要性を強調した。現在の申請率は43.9%であり、さらなる利用促進を図る必要があると述べた。
監査報告では、監査委員の加藤良一氏が、複数の団体に対する監査結果を報告した。監査対象の団体では、おひさま進歩エネルギー株式会社が適正に運営されているものの、一部には改善点が指摘された。この点について、各議員からの反応は概ね理解を示すものだった。
議案審議では、23件の議案が提案され、特に災害復旧に関する予算については全員一致で承認された。議案第153号「令和元年度飯田市一般会計補正予算(第5号)案」は、台風19号及びその他の被害に関連した復旧事業費を含むものであるため、その重要性が強調され、迅速な執行が求められた。
これに加え、リニア中央新幹線に関する進捗状況も議題に上がり、市民との意見交換を通じた地域振興や環境整備の重要性が説明された。市は今後も市民の意見を重視し、地域の発展に繋げる姿勢を示した。
様々な議題が円滑に進んだ議会では、市民の生活向上を目指す施策が多数そして議論され、今後の取り組みへと繋がることが期待されている。