令和元年12月11日、東松島市議会で、避難所の不備見直しをテーマにした質疑が行われた。
現行の避難所については、特に高齢者や障がい者に配慮した改善が必要とされる。阿部 としゑ議員は、避難所の出入り口に車椅子用のスロープを設置することを提案した。市長の渥美 巌氏は、平坦な撤去は難しいが、簡易的なスロープは設置する方針を示した。
トイレの表示についても議論された。特に男女の区別が黒い表示でのみ伝わるため、視覚的な混乱を避けるために色分けすることが必要とされる。市長もこの点を認識し、今後改善を進める意向を表明した。
また、福祉避難所の周知不足も問題視され、利用条件が分からず戸惑う住民が多くいる。市長は、福祉避難所は指定避難所の生活が難しい方を対象にしていると説明したが、認知度を上げる努力が求められる。
さらに、熱海 重徳議員は道路側溝の管理について言及。特に清掃の手間が高齢者に負担をかけており、コンクリートのふたの代わりにグレーチングへの変更を提案した。市長はこの提案を評価し、計画的な実施を約束した。