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名張市議会、地域の発展に向けた様々な提案が提出される

令和5年名張市議会第409回定例会が開催され、地域の連携や教育環境の改善など、多くの提案が議論されました。
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令和5年名張市議会第409回定例会が開催され、市民の安全・福祉向上に向けた多くの意見が交わされた。特に、地域の魅力を発信する定住自立圏構想や、小学生と中学生を対象とした合同学習についてが焦点となっている。

川合滋議員は、名張市と伊賀市の人口差を背景に、両市が連携し、地域圏を形成することが重要だと強調した。

「名張も伊賀の一部であるという意識のもと、結束していく必要があります」と述べ、市長の理解と協力を求めた。

一方で、小中学生の教育環境についても意見が述べられた。川合議員は、旧校舎の活用や、合同学習の実施を積極的に提案した。「旧校舎を利用した学びの場としての合同学習は、教育効果を高めるために重要です」と述べた。

また、行政・デジタル改革推進室の設立も取り上げられ、今後のデジタル化施策への期待が寄せられている。小林勝議員は「デジタル改革によって、市民の利便性向上はもちろん、業務効率の改善も期待されます」とコメントした。

名張市では、地域公共交通の確保が課題となっており、MaaS(Mobility as a Service)の導入が検討されている。これに対し、小林議員は「高齢者を含む交通弱者の支援策が求められます」と訴えた。

また、名張かわまちづくり事業についても注目が集まり、観光資源を生かして地域を活性化するべきとの意見が多く出された。担当部長は「駐車場やトイレの整備を進め、多くの人が訪れる場所にしていきたい」と述べた。

最後に、三原淳子議員が市立病院の経営改善の重要性について強調した。医療従事者の配置や病院の役割について意見が交わされ、「市立病院は地域医療の拠点であるべき」と述べた。市長はこれに対し、「職員の皆さんの意見を大切にし、地域医療を支えるための改革を進める所存です」と応じた。

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議会名令和5年名張市議会第409回定例会
議事録
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