令和3年第399回名張市議会定例会が10月6日午前10時に開議された。議長の辞職が承認された後、同日中に新議長が選出される運びとなった。退任する常俊朋子氏は、在任期間中の謝辞を述べ、それに対して議長選挙が行われることが確認された。
新議長には、永岡禎議員が指名されたことが議会の合意を得て決定された。永岡新議長は、3つの公約を掲げ、情報共有の促進や市立病院経営改革のための特別委員会設置など、今後の議会運営に関する考えを述べた。彼は議会と執行部間の意思疎通の強化を目指し、特に選挙に関する情報共有も重視していく方針を示した。
議長選挙の後、副議長として足立淑絵議員が選任された。副議長に就任した足立議員は、議会運営を支え、市民へ向けた情報発信を強化すると約束した。また、さらに議会改革特別委員の選任も行われ、福田博行議員が委員長に選ばれるなど、新たな体制が整った。
この定例会では、議案第74号やいくつかの選挙に関する日程も議題として追加され、議員たちによる選挙が順調に進められたことが報告された。新しい議会の体制と役員選出が済むことで、名張市の行政運営がさらに円滑に進むことが期待される。
また、亀井利克市長は、コロナ禍の影響を含む市政全般への感謝を表明し、今後も市民の命を守るための施策推進に尽力すると述べた。特に、ワクチン接種の重要性を訴え、今後も市民への協力を求めていく意向を示した。議会の策定した感染対策が早急に実施される必要性も強調された。
最後に、議長からの挨拶で定例会は締めくくられ、今後も様々な課題への対応が求められる中で、新たな体制での議会運営に期待が寄せられている。