令和元年12月20日、名張市議会第389回定例会が開催された。
議事日程においては、名張市の情報公開条例を含む数件の条例制定案が審議された。
まず、議案第90号名張市情報公開条例の制定について、総務企画委員長の報告が行われた。委員長である森岡秀之氏は、条例策定の目的が、国の情報公開制度に準じた公文書公開の請求手続きを整備することにあると述べた。質疑においては、権利の濫用に関するリスクやその判断基準が問われ、執行部からは運用基準を設けるとの答弁があった。これに関連し、議員の三原淳子氏は、情報公開制度の本質を損なうおそれがあるとして反対意見を表明した。
次に、議案第91号名張市固定資産評価審査委員会条例改正についても承認された。これは、法律改正に基づくもので、委員は弁護士資格や金融機関の経験者から選任される。全会一致で可決。
人事に関する議案、第93号任期付職員の採用に関する条例改正と第94号職員給与に関する条例の改正も全員一致で可決された。これらは国家公務員の給与改定に準じたものとなる。
その他の議案、たとえば市税条例の改正や災害弔慰金の支給に関する条例も議論の上、可決され、名張市の各種施策が着々と進んでいる様子がうかがえた。
議員提出の意見書も226全体の賛同を得て満場一致で可決された。内容は、再生可能エネルギーの導入や厳罰化を求めるもので、特にあおり運転に対する厳罰化は関心が寄せられた。
最後に、教育委員会委員の人事案件が同意され、教育長が必要性を強調した。議会全体がこれらの議案を無事可決し、名張市の今後のさらなる発展が期待される。
この様に、名張市議会は市民の期待に応え、重要な施策を進めていく姿勢を示したことが際立っている。