令和4年2月3日、名張市議会第401回臨時会が開かれ、議題がいくつか取り上げられた。
会議はまず、会議録署名議員の指名が行われ、阪本忠幸議員と山下登議員が指名された。
次に、亀井利克市長が開会の挨拶を行った。市長は新型コロナウイルス感染症の影響が長期化しており、特に子供たちの感染者が増えていることを強調した。
また、名張市は三重県のまん延防止等重点措置区域に指定され、飲食店の営業時間短縮や移動自粛を求めている状況であると述べた。
議案第1号、令和3年度の一般会計補正予算についても議論された。この補正予算は、感染拡大に影響を受けた住民への支援を含む内容で、住民税非課税世帯への10万円の給付が提案されている。特に、経済的困難に直面している家庭への支援が重要視されており、福祉子ども部の森嶋和宏部長は、一例として、年間収入が103万円以下の世帯が対象となることを説明した。
また、補正予算の具体的な内容として、教育費に関する支出も含まれており、特に小学校のトイレ改修事業が話題となった。この改修は美旗小学校と桔梗が丘南小学校の2校で実施される計画で、低学年棟のトイレを洋式化するものである。
さらに、生活支援米の支給について、議員の質問が相次いだ。特に山下登議員は、10キロの支給量が本当に適切かどうかを疑問視し、もっと多くの米を支給できる可能性について提案した。しかし、内匠勝也産業部長は、価格交渉など今後の検討が必要であると回答した。
この会議ではまた、コロナ感染の急増に対する市の対応についても議論され、市全体での感染防止対策と支援体制の強化が求められている。
本日の議案は市議会で可決され、活動の見直しや新たな施策の実施に向けた重要な一歩となった。議会は午後1時34分に閉会した。