令和4年9月12日に開催された名張市議会第405回定例会では、7つの補正予算案が審議された。
これらの補正予算には、一般会計の改修工事費や地域密着型サービスの整備が含まれている。
また、補正予算案の中には、庁舎整備や介護施設の改修に必要な費用が計上されるなど、重要な内容が多く含まれた。
質疑応答では、坂本直司議員が一般会計補正予算について具体的な問いを投げかけた。
庁舎設備改修事業が報告され、総務部長の宮崎正秀氏は、障害者向けの駐車場整備の詳細を説明した。
次に、福祉子ども部長の田中克広氏は、地域密着型サービス整備事業についての補正要求を明示した。この事業は高齢者施設の老朽化防止と安全確保の観点から必要である。
さらに、財政担当部長の石橋勝氏は、歳入の見通しや基金への積立について言及し、補正予算の背景と必要性を強調した。
特に地方財政法に基づいて、過去の剰余金を活用した財政調整基金の積立てについても言及された。
これにより、名張市の財政基盤の整備が進められている。
柏元三議員も、寄附金を使用した小学校のトイレ改修について質問し、教育次長の鷲阪文宣氏が詳細に答えた。
議会内では、設計業務や入札方法についての意見が交わされ、特に入札についての透明性が求められる場面も見られた。
議会は、さまざまな意見と提案を交えながら、4つの特別会計補正予算に向けた質疑が続き、討論の中で名張市としての今後の方針が議論された。
今後の補正予算の実施に際しては、議員からの意見を真摯に受け止め、透明性の高い施策が求められている。
議会の最後には、未来の補正予算についての再討議が予告され、さらなる議論が期待される。