令和4年第404回名張市議会定例会が6月16日に開催された。議事日程には、会議録署名議員の指名と一般質問が含まれ、各議員が市政に関する重要な問題について意見を交わした。
一般質問では、阪本 忠幸議員が市の施政方針や少子高齢化の影響について言及した。彼は、名張市の財政状況に対する懸念を示し、新たなまちづくりと若者の定着に向けた施策についての市長の考えを問うた。特に、若者の活躍を促進するためには、どのようにまちづくりを進めていくのか、具体的な施策を示してほしいと要請した。
市長の北川 裕之氏は、若者が定着し、地域に誇りを持てるような仕組みづくりが重要であるとし、観光産業を切り口に多様な雇用機会を生み出す考えを示した。また、若者のまちづくりへの参画を促進するため、地域活動への関与を強調した。
その後、阪本議員は中学校の給食導入について質問し、必要な諸費用やタイムスケジュールについて尋ねた。市長は、令和9年度中の給食センターの整備を目指すとし、民間活力の導入を検討している旨を回答した。
教育に関する質問も活発に行われ、特に和式トイレの洋式化について議論が交わされた。名張市では、この整備が進められているが、進捗状況や具体的な改善策についての意見が多く寄せられた。