名張市議会第394回定例会が令和2年10月2日に開催された。
この定例会では、議会の運営に関わる重要な議案が審議された。まず、富田真由美氏が議長を辞職し、その後に行われた議長選挙では常俊朋子氏が当選した。
富田氏は、議長としての役割を務めたことに感謝の意を表し、新型コロナウイルスへの対策や経済回復の重要性を訴えた。「もっと団結して乗り越えていきたい」と語る姿は、多くの出席者に感動を与えた。
議長の辞職に伴い、議長選挙が行われ、常俊朋子議員が新議長に選出された。彼女は当選挨拶の中で、他の議員への感謝を述べ、「この1年間、しっかりと役目を果たす」と決意を示した。
さらに、坂本直司副議長も辞職し、副議長選挙が行われた。荊原広樹議員が副議長に選任され、彼は議会運営を支える意気込みを語った。新体制の発足により議会の運営が円滑に進むことが期待されている。
また、議会運営委員の選任も行われ、7名が指名された。これに対して異議はなく、全員の承認を得て決定されたことが報告された。
常任委員の選任には、荊原議員や坂本議員等が就任し、それぞれの役割に取り組む意向を表明した。
その他、伊賀南部環境衛生組合議会議員、三重県後期高齢者医療広域連合議会議員も選挙が行われ、それぞれが新たに選任された。特に、阪本忠幸議員の監査委員選任が市長から提案され、これに議会が同意することで決定された。
会議の最後には、亀井利克市長が挨拶し、一般会計補正予算や新型コロナウイルス感染症への対応について言及した。「早期に効果を発現できるよう努めてまいります」と述べる姿勢が市政への取り組みの決意を明確に伝えた。