令和元年名張市議会第387回臨時会が開催された。
議会では、名張市内の小学校の空調設備整備に関する重要な議案が審議された。
この会議では、名張市の亀井利克市長が出席し、計6件の議案が提案された。
提案された議案は、名張・百合が丘、比奈知・つつじが丘、蔵持・桔梗が丘などの学校における空調設備整備工事の請負契約の締結を含んでいる。
この工事には、名張市が選定した各業者が請負金額を提示している。
市長は、まず名張・百合が丘小学校の工事について言及し、2億72万円で株式会社丸栄建設との契約を締結することを提案した。また、比奈知・つつじが丘小学校では1億8,439万2,500円で株式会社生田との契約が予定されている。蔵持・桔梗が丘小学校については、1億6,423万7,000円で株式会社菊屋と契約する方針が示された。
さらに、桔梗が丘南・桔梗が丘東小学校と薦原・梅が丘小学校に関しても、両校ともに空調設備工事を行うこととなっており、請負金額はそれぞれ1億4,733万円および1億4,069万円で、株式会社テラカドとの契約が提案されている。
続いて、美旗・すずらん台小学校の工事については、1億2,800万円で再度株式会社生田との契約を見込んでいるが、こちらは落札者がいなかったため、必要に応じて随意契約の手続きを踏むこととなっている。
質疑応答では、柏元三議員が入札の進行について疑義を呈し、十分な審査や検討がなされていないのではないかと問題提起した。
彼の指摘に対し、我山博章総務部長は予定価格の決定過程を説明。
各工事の設計金額に対して一定の比率を掛けて算出する方法に言及した。
議会では最終的に、全ての議案が賛成多数で可決され、名張市内の小学校の空調整備工事が進められる運びとなった。
教育環境の向上を目的としたこの取組みに対し、議員らの期待が寄せられている。