名張市議会は、令和3年第399回定例会において、重要な議案を審議した。
今回の会議では、令和3年度の一般会計及び病院事業会計に関する補正予算が議題に上がった。
市長の亀井利克氏は、補正予算について「新型コロナウイルス感染症対応都市の活性化を図るため、国の交付金を活用した。」 と強調した。
具体的には、一般会計の補正予算は1億4039万9000円を追加し、予算総額は291億7475万4000円となった。
この財源は、新型コロナウイルス感染症対応のための補助金を含む。また、病院事業会計の補正予算も新型コロナウイルス感染症に関連したものであり、設備投資に必要な経費が含まれている。
議案では、特に小・中学校の感染拡大防止対策のための予算も盛り込まれ、教育次長の手島左千夫氏は「手洗い場の一部を自動水栓に改修する。」と述べた。
しかし、柏元三議員は「トイレの自動水栓設置が未対応であり、その重要性を考慮する必要がある。」と指摘した。
また、補正予算の中には、事業者支援に関する怖れも見受けられた。
三原淳子議員は「国や県の支援金に該当しない事業者への支援を行う事は重要である。」と提言した。これに対して、産業部長の内匠勝也氏は「様々な事業者に対して公平な支援を保証したい。」と回答した。
こうした議論において、ふさわしい経済対策と感染症対策の両立が求められている。
また、医療面では病院の設備向上についても議論され、市立病院での抗体カクテル療法も積極的に行われていることが確認された。市立病院経営改革担当監の中西優輝氏は「医師の判断に基づく抗体カクテル療法を実施している。」と説明した。
最後に、議案第72号及び第73号は問題なく可決され、令和3年度の名張市の補正予算が確定した。