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名張市議会、コロナ対策と教育への影響について熱戦

名張市議会は新型コロナウイルス対策や子供たちへの教育影響を議論し、積極的なサポートを目指す姿勢が示された。
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令和4年第402回名張市定例会が開催され、議員の一般質問が行われた。

特に注目を集めたのは、幸松孝太郎議員の新型コロナウイルス感染症対策に関する質問である。三重県は現在、オミクロン株による感染拡大の影響を受け、感染者数の増加が続いている。その中で、幸松議員は「伊賀保健所管轄の名張市におけるワクチン接種や検査体制、病床確保の現状についてお聞きしたい」と強く求めた。

市長の亀井利克氏は、ワクチン接種の追加接種について、「現在65歳以上の方の接種率は35.1%に達しており、おおむね2月末までに接種が完了する見込みである」と述べた。また、従来の無症状者へのPCR検査体制や、自宅療養者への支援についても言及し、「保健所と連携し、必要なサポートを提供する体制を整えている」と強調した。

続いて、幸松議員はコロナ禍における子供たちへの影響について尋ね、『学力低下への懸念』を挙げ、「学校教育における子供たちの学びについてどのような対策を講じているのか」と問いかけた。

教育長の西山嘉一氏は、「コロナ禍での学びを支えるため、少人数指導やICT機器を活用した個別指導に力を入れている」と答えた。さらに、「道徳教育の重要性にも触れ、子供たちが他者を尊重し、自分を見つめ直す場を確保することに努めている」と述べた。

また、DX推進についても議論が交わされた。議員は「住民サービスの向上と行政の効率化のために、デジタル化を進めていく必要がある」とし、市長は「様々なデジタル技術を活用し、各部門での業務改善を図ることが重要だ」と応じた。

市内の交通計画についても言及され、公共交通の利用促進を目指す新たな取組が発表された。特に、「ウォーカブル推進都市」としての名張市の目指す方向性が強調され、地域の特色を活かしたにぎわいのある街づくりへの期待感が広がった。

議会開催日
議会名令和4年第402回名張市議会
議事録
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