伊勢市議会の令和3年6月定例会が開催され、新型コロナウイルスワクチン接種や空き家対策、御木本道路整備など各種議題が取り上げられました。
新型コロナウイルスのワクチン接種については、市長が1回目接種率が62.6%、2回目が20.3%に達したと報告しました。さらに、64歳以下の接種券が発送され、一般接種の準備も進められています。職域接種についても、伊勢市内の企業や大学が参加する予定であり、市としても支援を行う意向を示しました。
次に、空き家対策についての取り組みが発表されました。市では伊勢市空家等対策計画を推進し、管理状態が悪い空き家に対して所有者への指導や除却を行っています。また、特定空家については11軒が認定され、そのうち6軒が除去されましたが、さらなる対策が求められています。
御木本道路に関しては、未整備区間や歩道の幅員不足、事故の多発が指摘され、市長自らが県知事に対して要望を行っていると報告されました。県もこの道路の重要性を認識しているとのことで、今後の調査と整備に期待が寄せられています。
また、デジタルデバイドの解消に向けた取り組みについて、スマートフォン教室を通じて市民へのデジタル技術の普及を目指すと同時に、性犯罪・性暴力対策として教育の強化をしたいとの意向も示されました。特に子供たちへの性教育については、文部科学省の教材を積極的に活用し、被害者にならないような環境教育に努めるとされました。
このように、議会では伊勢市の様々な取り組みが確認され、各部門との連携強化が今後の鍵とされています。市民が安心して暮らせる環境を整備するための取り組みが期待されます。