令和6年3月伊勢市議会定例会が開催された。主な議題は、令和6年度一般会計予算などの計11件に関する予算案で、全会一致で可決された。
今回の議会は、伊勢市の重要な施策が多数提案された。中でも、一般会計予算の承認は、人口減少対策や福祉施策の充実を目指す内容が含まれており、市民にとって重要な意味を持つ。
「議案第2号 令和6年度伊勢市一般会計予算」においては、岡田善行議員が委員長として審査結果を報告した。この中で、審査過程における質疑や意見を踏まえ、各種施策が提案された。特に、スマートシティの推進や次期御遷宮に向けた施策の方向性について議論が活発に行われた。
川口浩議員は、予算案に対する反対討論を行った。具体的には、自衛官募集事業に関わるプライバシー権保護の問題や、出会い・結婚支援事業について指摘した。さらには、福祉や環境施策の充実として、氣候危機を回避するための具体策を提言した。
また、「議案第11号 令和5年度伊勢市一般会計補正予算」に関しては、福井輝夫議員が委員長として、全委員会からの賛成により原案が可決された。これにより、伊勢市の財政状況を踏まえた柔軟な対応が求められる。
さらに、伊勢市表彰条例の改正が提案され、これも全会一致で可決されることとなった。これは、地域社会に貢献した市民や団体を表彰するためのものであり、より一層市民参加を促すことを狙いとしている。
議長からは、今後も市長や各部局と協力し、伊勢市のさらなる発展に向けて努める旨の挨拶があり、市議会が全議案を承認したことに対して厚く御礼が述べられた。議会は午後11時24分に閉会した。