9月22日、伊勢市議会の定例会が開催され、令和2年度の決算認定と令和3年度の補正予算に関する議案が審議された。
議案第69号に関して、令和2年度決算認定についての報告が行われた。決算特別委員会の委員長である吉岡 勝裕議員は、各分科会での審査結果を詳述した。この中で、人口減少や福祉施策の充実、教育環境の整備など様々な議論が展開された。
「決算審査を通じての指摘や意見は来年度の予算編成へ反映させていきたい」と吉岡議員は述べ、決算特別委員会が提出した4件の議案は賛成多数で認定された。
続いて日程第2として、「令和3年度伊勢市一般会計補正予算(第6号)」が上程された。産業建設委員会の北村 勝議員は、慎重に審査した結果、全会一致で原案通り可決すべきとの報告を行った。教育民生委員会からも同様の意見があり、補正予算案は可決された。この補正予算には新型コロナウイルス対策に使われる予定の経費も含まれていた。
その後、日程第3として「伊勢市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例」が上程された。吉井 詩子議員が報告し、適用いたします内容については全会一致で可決された。
その他、教育民生委員会が受けた「子どもたちの豊かな学びの保障」の請願も賛成多数で採択された。吉井議員は、昨今の子どもの貧困率を引き合いに出し、教育支援の必要性を強調した。