伊勢市議会は、令和6年7月3日に開催された定例会で、数多くの重要な議案について審議を行った。特に一般会計補正予算に関する議案は、複数の委員会での審査を経て全会一致で可決される運びとなった。
議案第66号、令和6年度伊勢市一般会計補正予算(第3号)に関して、産業建設委員会の福井輝夫議員は、「慎重に審査を行った結果、全会一致で原案通り可決すべしと決定した」と報告した。教育民生委員会の宮崎誠議員も同様に全会一致の決定に至ったと述べた。加えて総務政策委員会の辻孝記議員からも全会一致での可決が報告され、議案は順調に議会を通過した。
続いて、議案第67号、伊勢市附属機関条例の一部改正についても、複数の委員会での慎重な審査を経て全議案が原案通り可決された。福井輝夫議員は「審査の結果、無事に議案を可決できた」と強調した。
また、三重南消防通信指令事務協議会の設置に関する議案第74号も可決された。この議案について委員会からの報告を受けた辻孝記議員は全会一致での決定と報告した。この協議会は市民の安全を今後も守るために必要不可欠な取り組みであると考えられる。
一方、発議第4号「防災・減災、国土強靱化対策の拡充を求める意見書の提出について」は、特に注目された。提案者である吉岡勝裕議員は、今年1月の能登半島地震の教訓を引き合いに出し、「災害に屈しない強靱な国土づくりを進める必要性が高い」と訴えた。彼はまた、「今後も発生が予測される南海トラフ地震等に備え、事前防災及び減災の取り組みが必要だ」と力説し、この意見書への賛同を呼びかけた。議会は彼の提案を全会一致で可決し、国に具体的な対策を講じるよう求めた。
この日の会議では、全ての議案が円滑に進行し、透明性の高い議会運営が実現された。出席した全議員に支持される形で、伊勢市の経営資源がより良い方向へ進むことが期待されている。