令和2年12月8日、伊勢市議会は定例会を開き、市議会議長及び副議長の辞職願いが提出された。議場には24名の議員が出席し、全員の同意をもって辞職を許可することが決定された。
まず、世古 明議員が市議会議長を辞職し、辞職の挨拶を行った。世古氏は新型コロナウイルス感染症への対応について触れ、「議会の運営や市民との意見交換に尽力した」と述べた。続いて浜口和久議員が議長に選出されたことが報告され、浜口氏は「1年間全力を尽くしてまいります」と抱負を述べた。議場は拍手に包まれた。
次に、副議長の藤原 清史議員が辞職し、彼もまた一致した同意のもと許可され、今後の議員活動への意気込みを示した。後任には吉岡 勝裕議員が選出され、「有意義な活動を目指す」と力強い意志を表明した。
常任委員会委員や議会運営委員会委員の選任も行われ、それぞれの会員が異議なく選出された。なお、伊勢市監査委員の選任に関する議案が上程され、辻 孝記氏の選任が全員の賛同のもと承認された。市長の鈴木 健一氏が、辻氏について詳しい経歴を説明し、議会からの同意を求めた。
市議会は新たな執行体制を整え、引き続き市政の発展に向けた活動を進めていく方針である。会議は午後4時04分に散会となり、次回会議は12月9日午前10時から予定されている。