伊勢市議会の臨時会は、令和元年5月28日に開催された。
この臨時会では多くの議案が審議された。特に重要な議案として、専決事項の承認の要求があった。
市長の鈴木健一氏が議案第1号について説明。これは、地方税法の改正に伴い市税条例を改正する必要が生じたため、専決処分を行ったという理由からのものである。続けて、副市長の藤本亨氏が、住宅借入金等特別控除に関する手続き要件の緩和や、ふるさと納税の見直しについて詳しく説明した。
また、議案第2号も慎重に審議された。さらに地域の家庭的保育事業についての基準が改正されたことを踏まえ、これに伴う条例の改正が行われた。副市長は、保育事業者が連携施設を確保するための要件の緩和などを説明した。
議案第3号では、放課後児童支援員の要件が改正され、政令指定都市が研修の実施主体に追加された。
財政面では、議案第4号と第5号が一括上程され、消費税率上昇に伴う低所得者向け介護保険料の軽減策が報告された。市長の鈴木氏は、一般会計から特別会計に繰入れる必要がある旨を説明し、そのための補正を行うことが提案された。
また、議案第6号と第7号では、それぞれ手数料徴収条例の改正と介護保険条例の一部改正が審議された。特に、介護保険については低所得者への負担軽減が図られ、その詳細が述べられた。
各議案は、全会一致で原案が可決され、円満な議事運営が行われた。