令和4年10月12日、伊勢市議会は令和4年度の主要議案を審議した。主な審議項目には、令和3年度決算や令和4年度一般会計補正予算が含まれている。特に、コロナ下での財政対策や教育支援に注目が集まっている。
初めに、議案第79号「令和3年度決算認定について」が上程された。決算特別委員会の委員長である北村 勝議員が報告を行い、決算審査の結果、各種施策が全会一致で可決されたことを伝えた。北村議員は、「人口減少や新型コロナウイルスの影響に関する議論がなされた」と強調し、意見表明が否定的な中、各委員から出た意見は今後の予算編成に反映されるべきと述べた。
次に、議案第83号「令和4年度伊勢市一般会計補正予算(第4号)」が審議された。この議案については、各常任委員会から各種報告が上がり、上村 和生議員が「全会一致での可決を報告する」と述べた。特に、原油価格・物価高騰に伴う対策として、急激な経済環境への対応が求められている。
加えて、児童教育に関連した請願が上げられた。「子どもたちの『豊かな学び』の保障を求める請願」に関して、吉岡 勝裕議員は「教育環境の整備がますます重要である」とし、経済的支援の必要性を訴えた。この請願は賛成多数で採択され、続けて意見書が提出されることになった。
また、宮崎 誠議員からの発議第5号「地方財政の充実・強化を求める意見書の提出」が議題に上がり、この内容は政府に対し地方交付税の引き上げおよび税源移譲を求めるものである。この提案は賛同を得て採決で可決された。議員たちは「これにより、福祉予算や教育予算をより拡充し、地域の課題解決に繋げるべきである」と意見をまとめた。